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フォーラムAPN
#01 ファルージャへの全面攻撃(04/11/11)

米軍とイラク部隊のファルージャ攻撃が始まってから10日。米軍は1000人以上の「武装勢力」殺害したと発表したというけど、この中には多くの市民が含まれていると思う。空っぽになった家を守るために残った男は多いし、だいたい米軍が「武装勢力」と市民を区別しているとは思われない。米テレビ局NBCがモスク内で負傷していた男を米兵が射殺するシーンを撮影していた。「戦時法違反」というけど、「虐殺」はイラク全土で進行中だ。一方、ブッシュ大統領はファルージャ「解放」と自らを讃えている。この認識の断絶は何なんだろう。

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フォーラムAPN 「ファルージャへの全面攻撃」
小野寺克巳さん (60〜69歳)

 市民が千人以上死亡しているニュースに接する度、本当に胸が痛み、テロ殲滅を口実に市民虐殺を続ける米軍への激しい怒りと、無条件に支持を表明する小泉首相に怒りと情けなさを感じずにはいられません。それにしても日本のマフメディアの体たらくは極限に来ているのではないでしょうか。米軍や政府の発表を垂れ流す行為に、戦前回帰の危険を感じます。
モニカさん (  歳)

 「認識の断絶」・・むずかしい問いかけですね。ブッシュ大統領の思惑・野望を理解することなど到底できません。私の中ではいつもいつかのニュース映像ー飛弾を避ける父子ーに立ち返ります。「ここに子どもがいるから撃たないでくれ!」と父親が叫ぶのに次の瞬間に子どもが撃たれてしまいました..今回の攻撃を見ても米兵に命の重さの意識は全く感じられません。けれどそれを彼らの個々の罪として終えるはずもないと考えます。ではいったい誰のせいなのか。この攻撃にもはや理由のないことも明らかです。それなのに誰にも止められない。このことをこそ一人ひとり感じ考えなければならないと思います。ヒロシマから私は戦争反対を発信したいと思っています、被爆二世としても。そしてこうしてAPNを通じて他の人々とつながっていけることに希望があると感じています。
矢部文隆さん (30〜39歳)

 我が国には「勝てば、官軍」という恐ろしい言葉がありますが、その言葉通り に自国の軍隊のパワーにモノを言わせて敵対する相手をねじ伏せてしまい、あ とは意のままに世界を牛耳ろうというのが、現在の米国の外交方針なのでしょ うね。そのパワーには、どこの国も対抗できないので、小泉首相やブレア英首 相のように無条件に支持を表明するか、自国に火の粉が及んでこない限り、見 て見ぬふりをするかのいずれかなのでしょう。開戦前には、強硬に異を唱えた 仏独露も最近はおとなしくなってしまいましたからね。

 漫画『ドラえもん』にたとえるなら、ジャイアンの腕力に到底かなわない日本 は、さながらスネ夫のようにジャイアンの忠実な手下となって、のび太のよう な弱者をイジメ抜く役割を果たすことになるような気がします。

 ところで、米国の狙いは何なのか。亡くなった奥大使をはじめとして今回のイ ラク戦争は石油利権の確保が目的ではないかとの見る向きが多いようですが、 果たしてそうなのでしょうか。イラクの次に、米国が最近やり玉に挙げている のがイランやシリアなどの国であるところを見ると、「石油の確保」や「テロ との戦い」というのは見せかけで、本当はイスラエルに敵対しそうな中東の近 隣諸国をこれを機に、片っ端からやっつけてしまおうということなのではないでしょうか。

米国が本当に「テロ支援国家」において大量破壊兵器が開発されるのを恐れ、兵器がテロリストの手に渡るのが危険だと考えているとしたら、核兵器の保持を公言し、ミサイルの発射実験を過去に行い、ラングーンでの韓国要人暗殺や大韓航空機爆破事件などのテロを実行してきた北朝鮮こそ、イラクよりも先に攻撃すべき国であるはず。にもかかわらず、イラクには攻撃しても、北朝鮮と は六カ国協議を続けている。イラク戦争前に米国が掲げた戦争の目的は、どうやら本音を隠すウソだったように思えますね。

 政財界はもちろん、マスコミもユダヤ人の支配下にある米国ゆえ、ブッシュ政権の親イスラエルの軍事・外交政策に表だって反対することは難しい雰囲気にあると聞きます。戦闘が泥沼化し、罪もない市民を多数殺害しながら、一方で「解放」が実現したと叫ぶセンスは、われわれ日本人にはちょっと理解し難いものがありますが、米国史を振り返れば、英国などから移住した白人が、原住民のインディアンを虐殺して土地を奪い取り、そこにアフリカから連れてきた黒人を住まわせ、奴隷として酷使し、造り上げた国なのですから、その正体が露見しただけと見ることもできましょう。「認識の断絶」というよりも、論理的な帰結であるように思われます。

原罪は誰か、わからない。さん (40〜49歳)

 アメリカは、同時多発テロをうけ、被害者意識等から、フセインを捕らえる為と言う理由でイラクに、攻撃した。しかし、アメリカの統治に反対のイラク人と、争いに、なっている訳だ。イラクにすれば、当然の、権利だ。しかし、本当は誰が先に悪いか、より悪いか、わからない。それよりも、即刻、争いを、やめる事。過去にこだわれば、終わらない。先ず止め、後に、補償し合うーーしかない、のでは。
よう子さん (40〜49歳)

 イラクでの、抗争、血で血を洗うもの。やめるしかない。
 双方、復讐したい気持ちを、押さえ、絶対に、復讐は、無しと、国際的に、約束させる。幼稚かもしれないが、それしかない。
飴太郎さん (30〜39歳)

 ファルージャでは、あの短期間のうちに1000人以上もの人たちが殺害されたんですね。だけど、この凄惨な事実をどれだけリアリティーをもって感じている人たちがいるでしょうか。20人であろうと1000人であろうと、新聞紙上に載った数字はただの数字にしかみえない人たちも多いのではないでしょうか。
 ブッシュ大統領も小泉首相も確信犯的に、この「認識を断絶」を実践しているのだと思います。1000人死んだということは、ただそこに「1000人死亡」とう言葉があるだけで、どんな人たちがどのように死んでいったのか、そのことに思いを寄せる言葉や感情も彼らから汲み取ることはできません。
 ファルージャは小さな街だと聞きます。きっと死体がごろごろと転がっていて、死臭が漂っていることだと想像します。想像することが困難な悲惨な事実 をじっと想像する努力が必要だと思うのです。
 ブッシュ大統領や小泉首相の言葉に「想像力」を奪われないように、想像する努力を怠ってはいけないと思います。
 少しでも共通の「思い」があるのなら、私たちはつながって抵抗していく必要があると痛切に感じています。モニカさんと同様、そこに希望を見出すと同時に焦りも感じています。
oxyfunkさん (20〜29歳)

 住民がだれでも潜在的に武装勢力になりうる考えてしまうアメリカの認識は 、ちょっとした事だけで「武装勢力だと思われる」という理由を都合良く見つ けてしまっていると思います。そこでは誰が市民で誰が武装勢力という判断は 失効し、“武装勢力とみえたか/まだそれに至っていないのか”という武装勢 力を基準にした判断だけがあり、基本的に住民は「武装勢力」と考え得るとい う認識だけが暴走しているのではないでしょうか。他者を「市民」であると判 断するよりも「武装勢力」と判断するほうが、現在のアメリカの行動を説明し やすいとしたら、これこそ反省を迫るべきことと考えます。武装勢力が何名い たのかではなく(こう聞いていくことで上の認識を助長してしまうので)、市 民が何名いたのかをアメリカに聞いていくべきではないでしょうか。
 
まるこさん (30〜39歳)

 アメリカの言う「解放」とは、裏を返せば、本来、イラクの人が所有して当然なはずの”石油資源”というとても大きな”利権”を奪い取る為の一つの手段であって、この攻撃に携わっている人間達の中には、イラクの人々を本当の意味で「解放」しようなどど思っている人間は、きっと一人もいないのでしょう。人間の命がこれほどまでに軽んじられてしまう状況を、一体いつまで放っておくことになるのか・・・。これは「戦争」ではなく、イラクの人たちにとっては「占領」以外の何物でもない。イラクの人たちが本当に一番手に入れたい物は、血の流れない平穏な生活のはずです。今、私たちがしなければならない事、それは、この世に生きているのは、アメリカ人や日本人だけではない、自分たちの欲のために人から奪い、人を傷つける事ほど、重く深い罪はないのだと言う事に早く気づく事だと思います。”この命”を守る為に、それ以外の”犠牲になってもいい命”などない事を、それぞれが気づき、自分の意志としてそれを伝える事、少しずつでも国を動かそうとする気持ちをひとり一人が持つ事から始めないといけないのだと思います。
モニカさん (40〜49歳)

 APNでは議論の会を開催されたのですね。
 議論は楽しいことと編集部の刀川さんがいわれているように、私も議論は交感、交換、好感かなと思ったりします。
 日曜日に、フォトジャーナリストの森住卓さんの講演をお聴きしそこで、昨年から今夏までのイラクの現状、岸戦争で使用された劣化ウランの影響を受け生まれくる脳の無い赤ちゃんや化学毒性に犯され腹水に膨れがった子どもたちの写真を次々と見せてもらって  私はこのような機会にまた、月刊誌「DAYSJAPAN」に掲載されている手や足を失った米兵のこの事実に、どう受け止めどうすすめばいいのか、思い佇むわけですね。
 そんななか、APNフォーラムで飴太郎さんの共通の「思い」やまる子さんが「自分の意志として伝える事、少しずつでも国を動かそうとする気持ちをひとり一人が持つことから始めなければ、とあり、私はとても励まされるわけですね。
 私も言葉を大切に、1ミリでも現実を動かそう、と考え行動していきたいと思います、今日もまた。
 
軍人さん (20〜29歳)

 日本はアメリカとの協力関係をやめるべきではないと考えます。
 ここでイラクから自衛隊が撤退すれば、北朝鮮の問題が難航することは周知の通りであります。あちらを立てればこちらが立たずであります。みなさんはどちらの問題を重視しておるのでしょうか。どちらの問題も我が国にとっては重要課題であります。イラク問題はベトナム戦争後の日本の活躍を例にとっても決して100%の間違ではないと考えるのです。
佐藤ふみさん (40〜49歳)

 いったい、ファルージャが、イラクの人たちがどんなふうになっているのか?
 バクダードの医師は、「友人の医師は多くが殺された、生きているより死んだ方がまし」とメールを送って来ました。沖縄からの海兵隊が殺戮という「仕事」をしています。自衛隊は「後方」で手伝っていると聞きました。
 耐えられない歴史を毎日毎日積み重ねている今、自衛隊を戻すために、頑張りたいと思います。
 
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