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APNシンポジウム
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「みなさまのNHK」から「自民党のNHK」へ。海老沢会長はじめ、NHK幹部の懲りない面々へ怒りを込めたメッセージの数々。

●「NHK問題に関する緊急記者会見とアピール」への呼びかけ文
1月13日、NHK番組制作局の長井暁チーフ・プロデューサーがNHKの特集番組で「政治的な介入があった」ことを告発しました。この番組は01年1月30日に教育テレビで放送された「問われる戦時性暴力」で、自民党の安倍晋三官房副長官(当時)らから「放送前に政治的圧力」を受け、「番組の改変」を行ったというものです。これまでメディアへの政治の介入と圧力はNHKだけでなく、民放に対しても行われてきたことです。
 報道の自由は民主主義の原則です。報道現場への政治的圧力は許されないことであり、これをメディアが容認することは絶対にあってはなりません。
 NHK幹部と与党である自民党との癒着関係はこれまでもたびたび指摘されており、報道機関としてのNHKへの強い不信感を生み出してきました。このようなNHKのあり方は、受信料を負担し、公共放送としてのNHKに知る権利を負託した国民に対する背信行為といえます。
 昨年の夏以降、NHKについては政治権力との癒着ばかりでなく、数々の不祥事が表に出てきました。これらの事件はたんに「一部の不心得者」の問題ではなく、NHKそのものの体質から生じてきたことは明らかです。いまこそ、組織の内部に溜まった膿(うみ)を出し切らねばなりません。
 NHKにはいい番組を作るため、命を削るようにして制作に取り組んできた人びとがいます。いまのNHK経営幹部たちの姿勢は、このような職員の制作者としての 「良心」と「誇り」を踏みにじるものです。NHKの心ある人びとにこそ、NHKの再生に向けて声をあげてほしいと思うのです。
 NHKは市民一人ひとりの文化的な財産です。NHKにおけるジャーナリズム精神の衰退は、権力に対するメディアの敗北を導き、国民の知る権利に致命的な打撃を与えるものです。外部からの干渉をはねのけ、NHKは自らの規範に従って報道の責務を果たさねばなりません。
 ジャーナリズムの危機が進行する今だからこそ、テレビメディアの再生とジャーナリズムの覚醒に向けた行動が必要です。
 急ではありますけれども、別紙の要領で緊急記者会見とアピールの会を開き、NHKをめぐって露出したさまざまな問題を広く訴えていきたいと思います。
 テレビ関係者、メディア関係者、政治家をはじめ、多くの皆様からの積極的な発言・問題提起を望みます。ぜひご参加ください。

2005年1月17日
呼びかけ人代表 野中章弘(ジャーナリスト)


●各発言者の言葉(発言順)
司会・野中章弘(ジャーナリスト)

岩崎貞明(「放送レポート」編集長)   小田桐誠(「GALAC」編集長)   桂敬一(立正大学教員・日本ジャーナリスト会議会員)   北村肇(「週刊金曜日」編集長)
     
     

斎藤貴男(ジャーナリスト)   広河隆一(ジャーナリスト・「DAYS JAPAN」編集長)   坂上香(映像ジャーナリスト)   坂本衛(ジャーナリスト)
     
     

篠田博之(「創」編集長)   高橋哲哉(東京大学教授)   服部孝章(立教大学教授)   森達也(映画監督)
     
     

松田浩(元立命館大学教授)   下村健一(市民メディア・アドバイザー)   綿井健陽(ビデオ・ジャーナリスト)   原寿雄(ジャーナリスト)
     
     


●会場から
日本放送労働組合   魚住昭(ジャーナリスト)   岩本太郎(フリーランスライター)
   
   


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